石州流とは?

 大和小泉二代藩主である片桐石州(かたぎりせきしゅう)公(1605-1673/写真)を流祖としており、初代会津藩主保科正之(ほしなまさゆき)公( 1611-1673 )が四代将軍徳川家綱(いえつな)の茶道指南役として石州公を推挙したことにより武家を中心に広まりました。

石州の茶は完全相伝(※)の為、各派に分かれていますが、それぞれの大名の風格と気品に満ちた茶風を現在でも伝承し続けています。 

 

※完全相伝とは、許状発行資格まで教授者に与えてしまうことであり、家元が許状発行する今の家元制度を不完全相伝と言う。
不完全相伝により「親から子へ」と家元を引き継いだ代表が千家流で、完全相伝のまま「師匠から弟子へ」の伝授方法の代表が石州流である。